ドコモからのお知らせ : Android(TM) 5.0へのバージョンアップ予定製品について | お知らせ | NTTドコモ
グローバルモデルはアップデートが公表、あるいは既に適用されている地域があるにも関わらずアップデートを打ち切られたXperiaシリーズがいくつかあります。
そこで、署名サイト「change.org」にて、Xperia Z1 SO-01F、Xperia Z1 f SO-02F、Xperia A2 SO-04Fに対するAndroid Lollipopの公式アップデート再開を願う署名活動がスタートしています。
持ってなくても署名します
現在、半分ほど集まっているようです。
署名サイト「change.org」は以下より。
キャンペーン · NTT DoCoMo: Xperia Z1シリーズにLollipopアップデートを! · Change.org
- 注意事項 -
※宛先は「NTTdocomo」です。KDDI、SoftBank、その他から発売のXperiaシリーズは含まれていません。
※対象端末は「Z1」「Z1 f」「A2」です。Z(SO-02E)、A(SO-04E)などは含まれていません。
※要求内容は「Lollipopへのアップデート」です。「5.0」「5.1」の区別及びAndroid Mには言及されていません。
とりあえずTomは対象3機種を所持していませんが署名します。
この署名に参加する意義
肝心肝要の端末を持ってないのに署名するとかこいつ末期だなとか思わないでください(´・ω・`;)Tomがこの署名に参加する理由は現在所持するXperia Z3 Compact SO-02Gのためです。
その理由を説明するには少し前置きが必要になります。
そもそもなぜ適用されないのか
今回の問題点は、対象となった機種のグローバルモデルは既にLollipopにアップデートされているものがあるところだと思います。トップに載せたドコモの発表には次の記載があります。
AndroidTM 5.0へのバージョンアップは上記15機種のみ実施します。
なお、上記機種以外の製品のAndroidTM 5.0へのバージョンアップにつきましてはハードウェアの制限などにより実施いたしません。
とのことです。
これはXperia Z1 C6903(グローバルモデル)に現在配信されているファームウェアの最新バージョンの一覧を「XperiFirm」で取得した場面です。
クリックで拡大表示できます。
ついでにXperia Z C6603(グローバルモデル)の一覧も取得してみました。
「10.6.A.0.454」というのがLollipopバージョンのファームウェアです。
ショーグンさんも下記リンク先にて仰っていますが、今回のアップデートに関するハーウェア条件はXperia Z以降の全ての端末は満たしています。
【Z1・Z1 f】ダメ元でドコモへのアップデート署名活動に参加してみよう!
というか、そもそも前身にあたるAndroid 4.4.x KitKatでOSはかなりスリムアップされており、「512MBのRAMでも動く」と公言されていたことは記憶に新しいところです。
スタート地点からこの4倍の容量を持っていたXperia Zシリーズに適用できないわけがないんです。
一応発表でも「ハードウェアの制限などにより」と一応の逃げ道を作ってありますが、そこから察するに恐らく打ち切られた端末に対するLollipopビルドを開発するコストを惜しんだのが理由の根幹にあるんじゃないかと思います。
ドコモも企業ですから、無料のサポートよりは有料の新製品を売るほうに力を入れるのは当然です。
しかしこれでは到底納得できない問題もいくつか残っています。
所見その①:ドコモはあの時の失敗をいつまで繰り返すのか
これまでもアップデートが打ち切られた機種は数多ありますが、Tomが記憶する限り最も大きな騒ぎとなったのが2011年モデルです。
ICSにするとメモリ不足になる恐れが...。ドコモがXperia acroやarcのアップデートを見送りに : ギズモード・ジャパン
Android 4.0 ICSが発表されたタイミングで黎明期にあった日本のXperiaは、RAMを256~512MBしか搭載しておらず、適用することができませんでした。
同じことは1つ前の年にも起こっています。
Xperia(SO-01B)のAndroid 2.3アップデート見送りの理由が明らかに - GIGAZINE
これらの機種がアップデートを見送られた理由は比較的単純で、「適用しても十分なパフォーマンスが発揮できない可能性が高い」というものでした。
この頃はOSも肥大化してる頃でしたし、説得力はそこそこあったと思います。
しかしそれでもイメージダウンは避けられなかったと思います。現にこの頃からドコモの純減およびKDDI、SBMの純増が毎月のように報じられ、iPhoneが猛威を振るっていた時代に突入します。
さらに、こうした問題を受け各社は積極的に開発を続け、今やSoC、RAM、ROM共にノートPCに迫るほどアップグレードされています。
いくらなんでも今時アプデを打ち切る理由が4年前と一緒では、納得する人はいないでしょう。「それじゃこの4年間の進歩は何だったんだ」ということになります。
少なくとも打ち切るからには相応の事情を説明すべきだと思います。なぜあえてぼかすのか?そこが不思議です。
「コストカットです」と言うのであればそれはそれで。でもそれは次の所見に直結します。
所見その②:ならSONYにやらせようよ
そもそも、なんでドコモがやんなきゃならないんですか。
端末どころかカメラモジュール、オーディオモジュール、タッチパネル、各種ボタンと、ハードウェアの一切を作っていないはずですよね(SIMカードを除く)。
当然内部的にも同じことが言えるはずで、愚にもつかないドコモのプリインアプリ以外ほとんどの部分に干渉していないはずです。
しかし現状国内市場では、フラッグシップのほとんどはキャリアを通して販売されます。
これはこれでセキュリティやサポート、割引(フラグシップは値段もノートPCに劣らないですし)、独自コンテンツ(ワンセグ・フルセグ、おサイフ、独自マーケット等)といった特典も大きいため一概に「悪」とはいえませんが、そろそろこれくらいは言っていいと思います。
いつまで開発者面してるつもりですか。
有り体に言って「製品を販売するために免許(キャリアとの合意)が必要」というのが日本市場が抱える大きな問題点です。それも1つの手段であって、他の販売店、代理店から製品を出すことがなぜできないのでしょうか。
グローバルモデルは、どころか、SONYはずっと昔からファームウェアのビルドを行っています。
Sony Update Service、PCCompanionにドコモロゴなんてないはずです。
(もしもそんなに負担だとドコモが考えているなら)ビルドだけでなく、配信、告知、サポートと、ファームウェアに関する一切をSONYに任せれば良いだけの話に思えます。
151に電話してきた場合、番号案内で「基本ソフトやアップデートに関するご質問は○番」として、押した人をSONYに転送するとか手はあるはずです。
ただ、すぐにこちらに舵取りを変更するとそれはそれで問題が発生します。
恐らく一番のネックはdocomo Application Managerではないでしょうか。厳密に言って「立場が逆転した」となるのかはわからないので、なんともいえませんが。
反応はともかくJ1 Compactという実例を作った以上SONYももうちょっと積極的になっていいんじゃないかな?
ドコモに対し「いつまで開発者面してるつもりか」という以前に、SONYに対して「いつまで下請けでいるのか」と聞いたほうが良いのでしょうか。
このままではAndroid Mが危ない
順番でいえば次回アップデートで打ち切られるのはZ2だ……なんて楽観視は到底できません。SoCアーキテクチャ、LTEカテゴリ、メモリ容量などのハードウェア要件を満たしているように見えても「ハードウェアの制限など」を理由に打ち切るのがドコモです。
ないとは思いますが「LTE-AまたはCAに対応していない」ことを理由にされたらどうしましょ。
Z3 / Z3 CompactなどにAndroid Mのアップデートを配信してもらうためにも、「過去に発売した機種は最後まで面倒を見る」ことをキャリアに約束してほしいというのがユーザーとしての本音です。
Windowsは海賊版の面倒まで見ます(事情が違うけど)。
少なくともユーザーを2年間縛っている以上最低でも2年間は状態を保証する必要がある、と考えるのは決しておかしなことではないと思います。
先ほどXperiFirmのキャプチャを載せましたが、今や国際事情をユーザーが知るのはとても簡単です。1キャリアが隠しおおせるものではありません。海外版のアップデートニュースもほうぼうで配信されていますし。
ハードウェアに制限があるならそれはどの部分か、グロ版で配信されているものをどういう理由で打ち切るのか、日本独自機能にもし制限があるとしたらなぜZ4に載っているのか、疑問はいくらでもあります。
Z3 CompactがAndroid 5.1、いやさ下手したら5.0でアップデートを打ち切られ(せ)ないためにも、今回の署名は必要だと判断しました。
そんな感じ。
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